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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】神戸FW・ハーフナーの芸術弾は“ヒール”のお手本、蹴り足を振ろうとせずボールを押し込む

 天皇杯準々決勝(25日)の神戸-鹿島戦で、今季一番“オシャレ”な得点が決まりました。神戸FWハーフナー・マイク(30)が、0-1で迎えた後半ロスタイムに決めた同点ゴールです。

 オランダ1部デンハーグから今夏移籍後、公式戦初ゴールを左のヒールで決めました。日本ではJ1甲府時代以来6年ぶりの得点。これで追いついた神戸はPK戦で、17大会ぶりの天皇杯ベスト4に進出したのでした。

 ハーフナーといえば、194センチの長身を生かしたFWと思われがち。確かに日本代表歴もある屈指のへディンガーですが、足元も巧みです。

 この場面では、左サイドからFWポドルスキが低いクロスを送り、ゴール前に走り込んだハーフナーが左ヒールで合わせて流し込みました。

 ヒールでのゴールは、憧れのプレーですね。通常のキックは、蹴り足でボールを体の前でとらえます。しかし、ヒールを使う場合は、ボールを体の下に呼び込んで、蹴り足は軸足より後ろでインパクト。ボールは軸足の背後を通してゴール方向を狙っていきます。蹴り足を振ろうとすると、スイートスポットには当たりません。ボールを押し込むようにするのがコツです。

 一見難しそうですが、実は誰でもできます。足がからんで転倒、なんてこともあろうかとは思いますが、練習で意識してやると、簡単に上達するはずです。

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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