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【田代学 ダッグアウトの裏側】混戦のナ・リーグMVP争い制するのは… 各記者の理由にも注目

 米大リーグを取材している全米野球記者協会(BBWAA)では個人表彰の投票締め切り日をレギュラーシーズン最終戦にしている。今季最も頭を悩ませるのが、ナ・リーグMVPだろう。

 「初めてなので、どうすればいいのか分からなかった。ファンの声援に応えられて、いい気分だった」

 初のカーテンコールの感想を語ったのは、ロッキーズのチャーリー・ブラックモン中堅手(31)。9月29日のドジャース戦で37号ソロを放ち、2000年にダリン・アースタッド(元エンゼルス)がマークした1番打者のシーズン最多打点記録(100)を更新した。あごひげがトレードマークの左打者は、筆者が推すMVP候補だ。

 今季は自己最高の成績で、ロ軍にとって09年以来となるポストシーズン進出の原動力になった。打率・331、213安打、137得点、14三塁打、387塁打は、いずれもナ・リーグ1位。1番打者の打点記録を103に伸ばすなど、長打力と勝負強さも備えたリードオフマンとして打線を牽引してきた。

 MVPのライバルは、マーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手(26)だが、優勝争いから脱落した後半戦に本塁打を量産。重圧がない中での2冠王(59本塁打、132打点)だ。

 筆者もア・リーグMVP投票の経験がある。開票後に取材を受けることもあるため、ベテランの米記者から「選出理由を明確にしておくこと」と助言された。混戦のナ・リーグMVPを制するのはだれか。結果だけでなく、各記者の理由にも注目している。(サンケイスポーツ編集局次長・田代学)

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