記事詳細

【清水満 SPORTS BAR】誰からも愛された長嶋茂雄さんと宮里藍 時代変えた2大スーパースターの共通点 (1/2ページ)

 歴史が変わる“瞬間”ってある。プロ野球では、1959年6月25日の巨人対阪神(後楽園)、初めて昭和天皇をお迎えしての天覧試合で、長嶋茂雄さんがサヨナラ本塁打を放った。“国民的ヒーロー”となり、その時を境に、プロ野球が国民的娯楽になったのは有名な話である。

 女子ゴルフ界にもそんな瞬間があった。2005年10月2日、日本女子オープン(神奈川・戸塚CC西C)、4日間のギャラリー数は4万8677人。いまだに最多記録として残っている。最終日は2万人を超え、最終18番のグリーン周囲は人々で埋まった。優勝したのは宮里藍だった。

 「女子ゴルフの“新たな時代”がやってきた。そんなことを感じさせるシーンでしたね」

 こう述懐したのは樋口久子さん。当時日本女子プロゴルフ協会会長(現相談役)は、その光景を見ながら、誰はばかることなく涙を流していた。

 今年は女子プロ協会が設立されて50周年。わずか年間2試合で始まった女子ツアーは、樋口さんが涙を流した05年、33試合、賞金総額は約22億3000万円と“過去最高”を記録。万感の涙であったのである。

 「私が(97年に)会長に就任した頃って試合数も少なくどん底だった。そこで、(01年に)将来性あるアマチュアの出場枠を撤廃、アマでも優勝したら即プロ転向OKという改革をしたが、応えてくれたのが藍ちゃん(03年のミヤギテレビ杯)。そして、あの戸塚の女子オープンで新時代へと変わった」(樋口さん)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース