記事詳細

【神谷光男 スポーツ随想】メダルラッシュも油断禁物 マスコミ関係者も苦笑い「のべつ幕なしで大騒ぎしているのは日本だけ」 (1/2ページ)

 先月下旬から今月にかけて各競技の世界選手権が重なり、日本はメダルラッシュだった。バドミントン女子では奥原希望が日本人で初めてシングルスで優勝するなど、全部で4つのメダルを獲得した。

 レスリングも女子が69キロ級の土性沙羅らが8階級のうち4階級を制覇。男子と合わせて6個の金メダルを取った。新体操も団体総合で42年ぶりのメダル(銅)に湧いた。

 極めつけは柔道。個人戦では男子66キロ級の阿部一二三ら男女14階級で金メダル7個を含む12個のメダルを獲得。さらに、初めて男女の混合団体戦が実施された。

 全柔連の山下泰裕会長が自ら2020年東京五輪での採用をIOCに提案したもの。五輪の肥大化を懸念するIOCに対し「個人戦に出る選手がそのまま出るので選手数は増えない。日程は1日増えるが、1億円を超す入場料収入が見込める」と説得したという。

 会長のもくろみ通り、21チームが参加し男女3人ずつの6人制のトーナメントで行われた団体は、日本が決勝でブラジルを6-0と圧倒し初代王者に輝いた。「全く危なげない圧勝。個人戦と合わせ、日本の活躍だけが目立った大会」と会長もご満悦だった。

 しかし、個人戦は世界選手権では1階級2人までエントリーできるが、五輪は1階級1人だけ。今回、団体は21カ国が参加したが、故障者が出たトルコは2人欠員のまま4人で1回戦に臨んだという。

 五輪では強豪国でも故障者が出たら、代役は立てられない。日程的には最終日に行われ、前日の個人男女最重量級に出場した選手は連戦になるだけに、どれだけ団体戦にモチべーションを保てるのか。まだまだ課題はあるが、団体戦と合わせ金メダルは8個。「柔道日本完全復活。これで東京五輪は大丈夫だぁ」と、関係者は大喜びだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース