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本田、代表“土俵際” メキシコでは“王様”状態も…初先発も見せ場ゼロで失地回復困難か

 サッカーのメキシコリーグ第8節(日本時間10日)に日本代表FW本田圭佑(31)=パチューカ=が初先発。本人が希望するトップ下で起用されたが、見せ場はゼロ。後半28分に交代し、試合は前節まで最下位だったグアダラハラに1-3と完敗し今季初白星を献上する始末だ。

 交代時には本田に向けてブーイングも起きたが、チームでの立場は盤石といえる。

 メキシコの地元紙は、W杯アジア最終予選に出場するため短期間にメキシコ-日本-サウジアラビア-メキシコと長距離移動を余儀なくされた本田に、「地球1周分(約4万2000キロ)、60時間以上かけて移動した。わずか45分しか出場しなかったが、しっかりW杯の出場権は獲得してきた」と同情的。

 パチューカのフロントは「世界中でパチューカのユニホームが短期間に売り上げを伸ばした」と“本田効果”にホクホク。アロンソ監督も「ケイスケはパチューカのレベルを確実に上げてくれる選手」と今のところ全幅の信頼を置いている。

 しかし肝心のプレーは一向に変わらない。動けないし、走れない。前半で3失点を喫し最悪の展開だったが、出場時間で唯一輝いたのは、後半得点の起点になりそうなスルーパスが1本だけ。

 当然、日本代表では追い込まれる一方だ。今月6日のサウジアラビア戦でハリルホジッチ監督は「最初から前半45分しか起用しないつもりだった」とコメントし、本田も試合後に「まったくダメ。すべて言い訳になる」と後ろ向きな発言に終始。代表落ちへ拍車がかかっている。

 ハリルホジッチ監督は、10月に国内で行うキリンチャレンジ杯(6日・ニュージーランド戦=豊田、10日・ハイチ戦=日産ス)に向けて、「新しいメンバーを招集する準備をしている」といよいよ本田外しに本腰を入れることをほのめかしているのだ。

 パチューカでは王様状態だが、ハリル・ジャパンでは完全に土俵際。クラブでチヤホヤしてもらえる分、代表での失地回復は難しいか。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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