記事詳細

野村克也氏から中村奨成へ 「小林誠司が目標じゃダメ!」 (1/3ページ)

 いま、プロ野球12球団を見渡しても「打てる捕手」はいない。そのなかで彗星の如く現われた広陵高校・中村奨成(18)にファンの期待が集まるのは当然だろう。

 「甲子園でキャッチャーのヒーロー……たしかに記憶にないね」

 現役時代は球史唯一の三冠王捕手(1965年)にして、指導者として古田敦也らを育て上げた野村克也氏(82)の声も、どこか期待混じりに聞こえる。ノムさんの目に、中村はどう映るのか--。

 すでにプロ志望届を出すと表明している中村。野村氏が厳しくも温かい言葉を送るのは、その決断が“キャッチャーは高校卒業してすぐにプロ入りすべき”という持論と符合しているからだろう。

 「18~22歳は野球についての考え方が最も影響を受ける時期。大学や社会人に進むと、一回負けたら終わりのトーナメント用の無難な配球ばかり覚えてしまう。そういう間違った野球を教えられると、悪い癖を直すのにプロの指導者が苦労する。申し訳ないが、オレは高卒以外のキャッチャーは信用していないよ」

 名捕手といわれてきた選手のなかでは森祇晶(巨人)、岡村浩二(阪急ほか)、谷繁元信(横浜ほか)らが高卒プロ入りしている。野村氏もそうだ。

 「今の段階で基本ができてないとしても、そんなものは意識の問題だし、プロでコーチが指導してやれば何の問題もない。肩もいいし、資質は申し分がない。構えやキャッチングは、本人が意識さえすれば簡単に進歩するよ」

NEWSポストセブン
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース