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「ジャガー」を変えた悔し涙…『ここで一発!』勝負強さが持ち味の浅野、自己暗示をかけての大仕事 (1/2ページ)

 8月31日に行われた豪州戦(埼玉スタジアム)に2-0で快勝、6大会連続6度目のW杯本大会出場を決めたハリル・ジャパン。チームを波に乗せたのが、最終予選初先発に抜てきされ、先制ゴールを決めた快足FW浅野拓磨(22)=シュツットガルト=だ。

 「自分は大舞台に強いんだと自分に言い聞かせてピッチに入った」

 自己暗示をかけての大仕事。前半41分、DF長友佑都(インテル)からのクロスを相手DFから抜け出しフリーで受けると、左足ボレーで冷静にゴール右隅に流し込んだ。

 「長い滞空時間だったので緊張もあった。ここでヒーローになるだけという気持ちだった。いいボールを上げてくれて、合わせるだけだった」

 50メートル5秒9の快足から付けられた「ジャガー」の異名に由来するジャガーポーズも大観衆の前でみせつけた。

 試合前は「今まで感じたことのない緊張感や責任感があると思う」と重圧を感じており、序盤のプレーにも表れた。右サイドでDF酒井宏樹(マルセイユ)と連係が合わずリズムに乗れなかったが、一撃で試合の流れを決めた。

 大舞台には本当に強い。リオ五輪のアジア予選(カタール)では、韓国との決勝戦で途中出場し2得点を挙げる大活躍。「FWはこういうときこそ力を出さないといけない。『ここで一発やったろか』という気持ちはあった」と胸を張った勝負強さが持ち味だ。

 それだけに、今でも自分で情けないと思い続けているプレーがある。代表で初先発した昨年6月の親善試合。終盤の決定機でシュートをせずにパスを選択し悔し涙を流した。

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