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【神谷光男 スポーツ随想】中学軟式野球部が2026年になくなる!? 硬式にも波及しかねない“日本発祥”野球の危機 (1/2ページ)

 同じ高校野球でも、こうも違うのかと毎年この時期に思う。甲子園の硬式大会の閉幕を待って始まる全国高校軟式選手権は、今年も兵庫・明石トーカロ球場など2会場で行われている。

 NHKで全試合放送される国民的行事の硬式に比べ、軟式は新聞にスコアが載る程度。2014年の準決勝で中京-崇徳が4日間、延長50回の死闘を演じて大きな話題になったものの一過性で、今回もやっていることさえ知らない人が多いかもしれない。

 16校が参加して24日に始まり26日にはベスト4が出そろい、27日の休養日をはさんで28日準決勝、29日決勝が行われる。硬式と大体同じ時期に代表に決まっているのに、甲子園の盛り上がりを横目にひたすら練習し、やっと始まったと思えばもう夏休みも終わりかけだ。

 高校野球ファンの友人はこう言った。「莫大な入場料収入がある硬式と違い、軟式の“まま子扱い”は致し方ない。上手な子が硬式に行くのも無理はないが、選手たちは根っから野球が好きで軟式に誇りをもってやっている。硬式とは違った球趣がある」

 今大会はPL学園の軟式野球部が、春夏の甲子園で計7回の優勝を誇りながら休部状態の硬式に代わって4年ぶりに出場し話題になった。専大北上との1回戦。1点を追う6回、2点を奪い“逆転のPL”ぶりを見せた。7回に4点を奪われ2-5で初戦敗退に終わったが、「硬式と同じユニホームを着る軟式からPLの精神は伝えられたのではないか」と斉藤大仁監督は話した。

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