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たった1試合…阪神・藤浪が傷心の“2軍出戻り” 球団OB「首脳陣にも責任がある」

 再び2軍落ちし傷心の阪神・藤浪晋太郎投手(23)が、調整を続けている。首脳陣は22日からのウエスタン・リーグの対ソフトバンク3連戦(鳴尾浜)中に救援でのテスト登板を示唆しており、結果が良ければ27日の巨人戦(東京ドーム)にも1軍に合流する手はずを整えている。

 降格後沈黙を続ける藤浪に代わり、首脳陣は「投球フォームの確認が一番の目的。もともと良いボールがたくさんあるし、これをゲームでコンスタントに出せるかどうかです」と指摘する。

 練習では基本に戻り、バドミントンのラケットや、ブルペンの傾斜を使ったフォーム固めに余念がない。

 球団OBの間では「前の2カ月半の2軍調整は何だったのか」といぶかる声が上がっている。掛布2軍監督は「もうファームでやることは終わった」と自信を持って送り出したが、裏切られる結果になった。

 16日・広島戦(京セラドーム)での82日ぶりの1軍マウンドは、あまりにも惨めだった。5回途中KO。7四死球は制球難が解消されていないことを物語っている。通常あってはならない投手(大瀬良)への死球は、迷路をさまよう象徴的なシーンだった。

 「たった1試合でまた2軍。これは首脳陣にも責任がある。そもそも復帰初登板の相手が強打の広島という選択が酷だった。今回は短期間の調整のつもりらしいが、それで本当に立ち直れるのか。チームは藤浪抜きでも2位の座をキープしている。別に急いで呼ぶ必要はないだろう。次は失敗が許されない。誰もが大丈夫と確信が持てるまで2軍でじっくりやらせるべきだ」

 この球団OBの指摘を首脳陣はどう聞くか。難しい判断を迫られるのは間違いない。(スポーツライター 西本忠成)

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