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カミネロ背信で救世主期待も…沢村「1軍昇格以前」の現実 斎藤コーチ失笑「まだでしょ」

 セ・リーグ4位の巨人は9日の阪神戦(東京ドーム)に4-5で痛い逆転負け。1点リードの9回に抑えのカミネロが2点を失い、4日の中日戦に続き、2試合連続で敗戦投手となった。

 高橋由伸監督は「一度逆転しているので、逃げ切らないと。(カミネロの抑えは)今の最善と思ってやっている」と説明。最速158キロをマークしたものの5敗目を喫したカミネロは「調子はよかった。相手が粘って、自分が打たれた」と淡々と振り返った。

 くしくもこの日、2軍のイースタン・リーグ横浜DeNA戦(ジャイアンツ球場)では、昨年までの抑え・沢村が8回に登板。先頭に左翼線二塁打を浴びると、2四球で満塁のピンチ。結局無失点で切り抜けたものの、相変わらずヒヤヒヤものだった。

 右肩痛などが回復し、6日に続いて2度目の登板となったが、斎藤雅樹1軍投手コーチは沢村の質問が飛ぶと、いきなり笑い出し「その辺はまだでしょ」と一蹴。この笑いが、まだとても一軍で投げられるレベルではないことを物語っている。

 初登板となった6日も、鹿取GMは「報告は来るから。まだ投げられるようになったという段階」と直接視察もしなかった。実際、翌7日の肩は投げられるレベルまで回復せず、リリーフとして連投に耐えられる状態に至らなかったという。

 ここで大復活を果たせば、火の車のブルペン陣の救世主になれるが、現状は1軍昇格を検討される以前の段階だ。

 また、6月の交流戦でカミネロ不在時に抑えを務めたマシソンは、この日出番なし。1点を勝ち越した8回に投入されたのは、マシソンではなく西村だった。

 尾花投手コーチは「いろいろ作戦がある」と理由を明かさなかったが、西村の安定度が上と評価されているのなら、マシソンを抑えに回す可能性も低い。となると選択肢は、先発が完投するか、カミネロと心中するしか道はない。

 3位・DeNAとのゲーム差は再び4となり、借金は4。残りはもう42試合しかないのだから、今さら抑えを誰にするかなどと言っている場合ではないのだが。(塚沢健太郎)

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