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【西本忠成 トラとら虎】金本監督も絶賛!ロジャース大活躍で4番「合格」 基本に忠実で日本向きの打法

 阪神の新助っ人、ジェイソン・ロジャース内野手(29)=パイレーツ3A=が、4番に定着して期待通りの活躍を見せている。打率・340、3本塁打、11打点(4日現在)。首脳陣は「日本の野球に慣れればもっと打つ。懸案の4番にようやく解決のメドがついた」と目を細める。

 最近では2日・広島戦(マツダ)の一打が印象的だった。1点を追う9回1死満塁で、今村から左翼線に逆転の2点タイムリー。これぞ4番の仕事である。

 来日したのは7月6日。糸井の故障やキャンベルの不振で打線強化は急を要した。首脳陣は過去の助っ人に失敗例が多いため、今回も半信半疑でロジャースを迎えたが、意外に日本の野球への対応力があった。

 金本監督は「打撃フォームは体重移動が少なく、ブレがないのが特徴。バットが最短距離で出るから速い球に負けない。そのうえ選球眼もいい」と日本向きの打法を評価する。

 指揮官がその一例としてあげたのは7月22日・ヤクルト戦(神宮)の9回の打席。抑えのルーキの速球を苦もなく右前には弾き返した。「他の選手も見習ってほしいバッティング。バットを振り回すのではなく、軽くカツーン。速球攻略のお手本」と絶賛した。

 30万ドル(約3330万円)で契約を交わし、デビュー当初の3番や5番から4番に定着するのも5試合目と早かった。それまで福留、糸井、原口、中谷が4番を務めてきたが、いずれも合格点にはほど遠く、新助っ人に託された。

 「打順が何番であろうと、勝利に貢献する打撃をするだけ」。優等生発言のロジャースが打席で常に心がけるのはこの一点。「強振は避けボールをよく見てコンパクトに捕らえる」。基本に忠実なのである。

 契約は今季いっぱいだが、この調子だと年俸アップで残留となるのは間違いない。 (スポーツライター・西本忠成)

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