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阪神・メッセはお買い得!投手陣トップの年俸でもお釣りがくる働き

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(35)は23日のヤクルト戦(神宮)で8回5安打12奪三振無失点の快投を演じ、今季10勝目で2年連続6度目の2ケタ勝利をマーク。1962-68年に在籍し2ケタ5度のバッキーを抜き、球団外国人記録を更新した。好きな打撃でも3回、右中間席へ来日8年目で初本塁打を記録。「間違いなく風だと思うが、気持ちよかった」とおどけた。

 昨年オフ、5000万円増の年俸3億5000万円(推定)の2年契約を締結。球団は順調なら今季中に国内FA権を取得する右腕の流出阻止を図った形だ。

 もともと登板間隔を短くしてイニング数を稼ぐタイプだが、今季は「調子が良くても悪くても『俺がやる!』という傾向が顕著すぎて、チーム内で微妙な空気が流れた時期もあった」(球団関係者)。

 それでも2軍調整が続く藤浪を欠く中、鳥谷に次ぐチーム2位、投手陣ではトップの年俸を払っても十分お釣りがくる働きだ。

 日本で実績十分な右腕から、何とかノウハウを学ぼうと他球団の投手も躍起。広島・九里は縦のカーブのコツを本人から教わったといい、さらに独立リーグ出身投手で初めて球宴に出場した中日・又吉克樹(26)もアドバイスを熱望する1人だ。又吉は「彼は走者がいる、いないときのギアの入れ方が違う。その技術はもちろん、メンタル面を直接教わりたい」とラブコールを送る。

 メッセンジャーは自軍の勝利に貢献するだけでなく、日本球界発展という視点からもより注目度が増しそうだ。(山戸英州)

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