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遠のく鯉の背中…糸原負傷で阪神立て直し急務 長期離脱の可能性も

 逆転Vに向けて反撃ののろしどころではなくなった。阪神は19日に本拠地の甲子園で、首位・広島を相手に今季ワースト14失点で大敗。金本監督は「まだまだ、絶対にファイティングポーズを崩さない。向かっていくだけです」と力を込めたが、鯉の背中は遠のくばかりだ。

 17日の同カードで、糸井嘉男外野手(35)がスイング時に右脇腹の筋挫傷を患い、1軍登録を抹消。今度は、ドラフト5位の新人・糸原健斗内野手(24)が負傷退場したのだ。

 8回の守備で代打バティスタの飛球を追いかけた糸原が捕球の際、バランスを崩して右膝に体重をかけたまま転倒。ベンチ裏まで担架で運ばれると、アイシングを施された状態で車いすに乗り換え、大阪市内の病院へ直行した。

 高代延博ヘッドコーチ(63)は、「(けがの詳細は)まだ分からん。決まっていないことを言うわけにはいかない…」と険しい表情を浮かべた。最悪の場合、長期で戦線離脱する可能性もある。

 指揮官も「調子がいいだけに痛いわね」と頭を抱えるほど、糸原への期待は大きい。今季はここまで打率・259、1本塁打、24打点の成績だが、7月の月間打率は・458(18日現在)と絶好調。9日・巨人戦(甲子園)では4安打3打点と大暴れ。自身初のサヨナラ打を放つなど、確実にチームの戦力になっている。チーム関係者からも、「負けん気の強さは新人離れしている」と評されていた。

 糸井、糸原とチームを強固に結んでいた2本の「虎の糸」が切れる中で立て直しが迫られる。(山戸英州)

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