「残業代払え!」真宗大谷派僧侶が怒りの激白 過労死ライン超える130時間の月も「まるでモノ扱い」 (1/2ページ)

2017.05.10

僧侶への残業代が支払われていなかった東本願寺境内の同朋会館=京都市下京区
僧侶への残業代が支払われていなかった東本願寺境内の同朋会館=京都市下京区【拡大】

 伝統仏教教団「真宗大谷派」(京都市)が、本山・東本願寺で雇用する一部僧侶に残業代を支払わず働かせていたことが問題となっている。僧侶の仕事は、「労働」と「自己研鑽(けんさん)」との境が曖昧とも言われるが、過労死が社会問題化する中、お坊さんの世界でもハードワークに対する目は厳しくなっているようだ。

 残業代の未払いが発覚したのは、東本願寺境内の研修施設「同朋会館」で勤務する「補導」という職種。本山に泊まりがけで訪れる門徒らの世話係を務める。

 未払いの当事者となった男性僧侶(38)は「自身の学びにつなげたい」と同職種に応募、2013年4月〜今年3月の間、非正規職員として働いていた。

 1泊2日または2泊3日で訪れる門徒らに対し、補導は夜の講義や座談会、早朝の勤行(ごんぎょう)などに同席することもあり、残業は多い月で過労死ライン(月80時間)を大幅に超過する130時間に達することもあった。

 にもかかわらず残業代は一切支払われることはなく、基本給と各種手当を含めても、月給20万円を下回る日々が続いたという。

 内部の労働組合では改善される見込みはなく、外部の労組「きょうとユニオン」を頼り、大谷派側との団体交渉に臨んだ。

 結果、大谷派から未払いの一部残業代約335万円が支払われることになったが、「交渉の中では『お金では計れない仕事』『宗教心があればこんな訴えは起こさない』などとも言われた」と男性僧侶。「どれだけ働かせてもお金を払わなくていいとなれば、自分はまるでモノのように扱われているように感じ、悲しかった」と訴える。

 

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