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【勝負師たちの系譜】白玲戦七番勝負スタート 渡部女流三段は「奨励会未経験」で栄冠なるか (1/2ページ)

 女流棋界の最高棋戦として創設された、ヒューリック杯白玲戦の第1期白玲を決める七番勝負が9月から始まった。

 順位戦とは、全棋士をどこかのクラスに編成することで、男性棋士はA級からC級2組までの5クラスのどこかに在籍(フリークラスを除く)している。

 これにより、棋士は実力のランク付けをされる訳で、この制度は将棋界にはあるが、囲碁界にはない。

 つまり本人の実力を白日の下にさらすことになるから「制度としては将棋界の方が囲碁界より厳しい」と言った人がいる。しかし囲碁の棋士からすると「将棋界はA級から落ちてもB級1組があるが、囲碁界はタイトル戦のリーグ戦(A級に相当)から落ちれば全員同じ」というように、選挙に落ちればただの人と言われる議員と同じで、どちらが厳しいかはわからない。

 白玲戦は今回が第1期だから、最初は全女流棋士を8組に分け、総当たりで順位を決め、1位の8人でトーナメントを行い、上位2人が七番勝負に進出する。残りの人は成績により、来期A級~D級の4クラスに振り分けられる。

 今回七番勝負に進出したのは、本命の西山朋佳女流三冠と、渡部愛女流三段。準決勝で西山は加藤桃子女流三段を、渡部は里見香奈女流四冠をそれぞれ破っての進出だった。ベスト4は今の女流4強である。

 第1局は11日、東京・お台場の「グランドニッコー東京・お台場」で行われた。

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