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北朝鮮芸能界の「隠微な内幕」…最高指導者と映画女優たち (1/2ページ)

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、北朝鮮当局が最近、違法薬物と「性不良行為」を体制の脅威となる「悪性腫瘍」とみなし、撲滅に向けた全面戦争を繰り広げているという。

 RFAの取材に応じた平安北道(ピョンアンブクト)のある住民によれば、「今回の薬物乱用と性不良行為に対する取り締まりは、国家保衛省(秘密警察)の主導で今年1月から全国的な規模で実施されている」という。

 またこの住民は、「これまでと異なり、布告文や指示文を通じて一般住民に警告する手順を省略し、不意に現場を急襲する手法で行われているのが特徴だ。道内ではこれまでに、十数人が同省の特別軍事裁判に回され、罪状が特に重いとされた被告には死刑判決が下されている」と話す。

 しかし、いかに当局が厳しく取り締まろうとも、北朝鮮当局がこうした現象を根絶することは出来ないだろう。何故なら、長きにわたり極秘に付されていた権力中枢の乱れた実態が、すでに一般国民にも相当程度、漏れ伝わっており、体制腐敗の根がどこにあるのかを、多くの人々が知ってしまっているからだ。

 北朝鮮の芸能界にはかつて、圧倒的な権力者が存在した。朝鮮芸術映画撮影所の総長を30年以上にわたり務めた、白民(ペク・ミン)なる人物である。

 北朝鮮でこのような要職に座り続けるためには、最高指導者からの絶対的な信頼が欠かせない。白氏も例外ではなく、芸能界における彼のパワーは、金正日総書記からの強力な支持に裏付けられていた。

デイリーNKジャパン

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