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「薬物中毒じゃないのか」金与正氏に北朝鮮国内で厳しい視線 (2/2ページ)

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えたところでは、北朝鮮国民の中には痩せ気味で色白な彼女の顔を見るたび「薬物中毒なんじゃないのか」などと揶揄する風潮すらあるという。金与正氏の権威と手腕に、疑問符が付けられているということだ。彼女が第1書記のポストに就くのは、少し先になるかもしれない。

 デイリーNKジャパンが入手した改正版の党規約は、第24条で「朝鮮労働党の首班は朝鮮労働党総書記である。朝鮮労働党総書記は党を代表し、全党を組織領導する」とした上で、第1書記については第26条で次のように定めている。

 

第26条

 党中央委員会は、全員会議を1年に1回以上、召集する。

 党中央委員会全員会議は当該時期に党に提起された重要な問題を党議決定し、党中央委員会政治局と政治局常務委員会を選挙し、党中央委員会第1書記、初期たちを選挙し、書記局を組織し、党中央軍事委員会と党中央検査委員会を選挙する。

 党中央委員会に部署(日常設機構を含む)を設置し、必要な場合、党規約を修正して執行し、党大会に提起して承認を受ける。

 党中央委員会第1書記は朝鮮労働党総書記の代理人である。

 これを見て思うのは、果たして第1書記は、総書記の役割をどこまで「代理」することが想定されているのか、ということだ。これはおそらく、どのような状況で、誰が就任するかによって変わってくるのではないか。

 平時において、趙甬元氏を含む幹部が就いている場合には、議事の進行などの範囲にとどまると思われる。一方、非常事態下において、金正恩氏と血統を同じくする金与正氏が就いたとすれば、まさにその役割は「全党を組織領導」することに及ぶのではないか。

デイリーNKジャパン

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