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「東京五輪には行きません」北朝鮮発表のウラに金与正氏の意向か (3/3ページ)

 だからといって、日本政府の制裁延長の決定が揺らぐわけではない。ただ、こうした動きにより、日朝間の「溝」の深さが浮き彫りになった部分はある。安倍政権の後継である菅政権は、日本人拉致問題の解決を課題としている。菅義偉首相にどれだけやる気があるかは別として、迫る総選挙対策としても、北朝鮮との対話の糸口は欲しいところだろう。

 しかし、制裁延長に五輪不参加をぶつけた北朝鮮の動きは、日本との対話に関心がないことを言外に表明したに等しい。もしかしたら金与正氏は今後、対日非難でも先頭に立つつもりかもしれない。

 ちなみに、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は昨年1月24日、同国の女子卓球団体チームがポルトガルで行われた大会での成績により、東京五輪への参加資格を得たと報道していた。少なくともこの時点までは、五輪参加に関心を持っていたようだ。情勢次第では、五輪が日朝対話の糸口になる可能性もゼロではなかったということだ。

デイリーNKジャパン

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