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【有本香の以読制毒】五輪は国際政治映す「鏡」平和の祭典なんて絵空事 北京五輪ボイコットを嗜める人々へ 看過できない認識違い (1/3ページ)

 ついに来たか-。7日昼過ぎ、「米政府、北京冬季五輪ボイコットを同盟国と『協議』の意向」との見出しがネット上に流れた。記事は次のようなものだ。現地時間6日、米国務省のネッド・プライス報道官が、「同盟国との一斉ボイコットを検討するつもりはあるか」と記者に問われ、「もちろん、話し合いたいと思っていることだ」と回答した。

 その後、波紋の大きさを見て火消しを図るためか、「議論していない」というコメントも出されたが、世界の潮目が確実に変化しつつある。自由主義の国々はようやく、中国というモンスターの押さえ込みにかかろうとしているのだ。

 日本の永田町でもようやく、ウイグル、チベット、南モンゴル、香港での人権侵害に関し、中国を非難する国会決議への準備が整いつつある。菅義偉首相の訪米前の決議を目指していたものが、公明党の横やりで延期されたことは情けなかったが、一方で、一部議連に、公明党、共産党、れいわの議員も加わり、何とか全党派参加の格好はできた。あとは国民世論の後押しだ、と思ったところへ、意外な「声」が聞こえてきた。

 米政府の北京五輪ボイコット検討の報に、こんなツイートをした人がいたのだ。

 「正直、愚かな動きだとしか思えない。自分たちの政権だけで、冷戦中も列強の対立の時代も、平和の祭典として連綿とつづいてきたオリンピックの歴史を覆そうとするとはね。単に傲慢なのか、頭に蝶々が飛んでるのか」

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