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【回顧2020】進化が見られなかった政治の世界 コロナ禍でも国会の対面仕事は転換進まず、連日連夜の会合や会食 (1/2ページ)

 2020年、私たちは新型コロナウイルスの感染拡大で、想像もしなかった世界に直面し、苦悩の多かった1年であったと思う。一方、この困難を乗り越えるにあたって、改めて、物事の本質を考えることが増えたのではないだろうか。

 長年の課題だった、在宅ワークに代表させる「働き方改革」や、オンライン教育などは、試行錯誤しながらも一気に進んだ。オフィスとは? 仕事とは? 教育とは何か? を改めて考える機会になったはずである。

 ステイホーム期間中は、家族が一緒にいる時間が増え、家族の尊さを実感しながらも、それゆえの負担に苦しむ人も少なからずいたであろう。オンライン講座や無観客コンサートなど、新しい取り組みに挑戦することも求められた。その加速度の高さゆえに、戸惑いやひずみも生じ、適応することの難しさにも多くの人々が直面した。

 もはや、コロナ以前の社会や価値観に完全に戻ることはない。それがある種の「進化」だと、覚悟を決めて歩んでいる人が多くいると実感する。

 そうした中で、今年1年、ほとんど「進化」が見られなかったのが、政治の世界である。

 国民にリモートワークを要請しながら、国会は対面での仕事を転換する勢いは鈍い。会食自粛や、不要不急の外出を避けることを国民に求めながら、連日連夜、あるいは昼夜欠かさず会合や会食に勤しむ政治家は、国民に対して説得力のかけらもないであろう。

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