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英ジョンソン首相、最新鋭空母をアジア派遣へ 中国に対抗、ASEAN議長声明 ファイブ・アイズも「深刻な懸念」 (2/2ページ)

 これに対し、中国外務省の趙立堅報道官は翌19日、「大胆にも中国の主権、安全、発展利益を損なうなら、目を突かれて『失明』しないよう注意しろ」と、とても大国とは思えない物言いで恫喝(どうかつ)した。

 米国で大統領選の混乱が続くなか、英国のボリス・ジョンソン首相は同日、新たな防衛強化策を発表した。「宇宙司令部」や「国家サイバー部隊」の創設とともに、最新鋭空母「クイーン・エリザベス」をアジア地域に派遣する方針も明らかにした。同空母は、垂直離着陸可能な最新ステルス戦闘機「F35B」を運用する。

 ジョンソン氏は声明で「国際情勢は冷戦後のどの時期よりも危険で競争が激しくなっている。英国は全面的に能力を向上させる必要がある」と強調した。

 こうしたなか、習氏は20日夜、アジア太平洋経済協力会議(APEC)がオンライン形式で開いた首脳会議で演説し、TPPに「積極的に参加を検討する」と表明した。

 実際の参加には、国有企業改革が必要などハードルは極めて高い。ただ、米大統領選で勝利確実と報じられたジョー・バイデン前副大統領が政権を握っても対中政策の軟化は見込みにくい。中国としては米国が進める「対中包囲網」の切り崩しを狙っているようだ。

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