記事詳細

裏社会ジャーニー(23)~彫師と刺青~ スミを入れない「空彫り」体験も…強烈な痛みに悶絶 (2/3ページ)

 さて、イメージの中にあった彫師と現実とのギャップを確認し、刺青の基本から奥深さを聞いたところで、この日は、APHRODITE GANGのTIPさんが実際に刺青をほどこす現場に立ち会うことになっていた。熊谷に来たのはこのためでもあった。現在、ヒップホップクルーの「舐達麻」が活動拠点を置いていることでも知られている熊谷である。TIPさんは舐達麻の先輩にあたるそうだ。そのあたりのシーンについてもインタビューさせてもらった。

 取材としてはこれだけでも十分であったが、この日はさらにもう一個だけわがままを言わせてもらったのだ。

インタビューの中で刺青の痛みについて誠さんに聞いたところ「切れないカッターで切られている感じ」というのを体験できないものかと思ったのだ。そこで、誠さんに相談してみたところ「空彫り(水彫り)ならいいのではないか」ということになった。

空彫りは文字通りスミを入れない刺青。皮膚の表面に傷をつけるだけ。傷跡はしばらく残るがいずれ消えるということだった。工程と痛みはじっさいの刺青と同じということであった。

関連ニュース