記事詳細

コロナ感染者増“第3波”でも…「GoTo」止めるな! 識者「重症者対応の努力せずに経済止める議論は本末転倒」 (2/2ページ)

 PCR検査にも課題が多い。陽性を判断する基準値は「Ct値」という数値を使うが、これを高く設定すると、微量のウイルスでも陽性と判断される。日本では40に設定されている場合が多いが、台湾や中国はより低く設定しているという。

 「本来、どのCt値が適切かを決めるには時間を要する。また、メーカーごとに精度も異なり、陽性率の差に10倍近くの開きが出る例もあると聞く。目安にはなるが、解釈が難しい」と木村氏は指摘する。

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は13日の記者会見で、「GoToキャンペーン」を見直すべきだとの考えを示した。共産党の田村智子政策委員長も「全国一律のやり方はやめるべきだ」とする。

 「GoToトラベル」の宿泊者数は10月末までに延べ3976万人。一方で、トラベル利用者のうち感染報告があったのは今月12日時点で138人にとどまっている。

 木村氏は「GoTo」を止めるよりも、優先すべき対策があると強調する。

 「『GoTo』を止めれば、経済が再び干上がってしまう。国がやるべきなのは民間医療機関に対するコロナ手当の支給や自治体間での患者輸送の体制整備だ。自粛の議論を先行させるのは怠慢としかいいようがない」

関連ニュース