記事詳細

トランプ氏“4年後再出馬”の逆襲シナリオ! 米大統領選、法廷闘争厳しく「名誉ある撤退」も 識者「敗北宣言しないまま支持者の怒り残す可能性」 (3/3ページ)

 とはいえ、バイデン氏勝利という投票結果をひっくり返すような証拠が出てこない限り、抜け道のような手法がすんなり実現するとは考えにくい。前嶋氏は「クーデターのようなもので、ありえないシナリオだ」と指摘する。

 米主要メディアは、バイデン氏が西部アリゾナ州でも勝利を確実にしたと報じた。獲得選挙人はバイデン氏が290人、トランプ氏が217人となっている。

 トランプ陣営はなぜ、闘争継続への執着をみせるのか。前嶋氏は、「新型コロナウイルス感染拡大によって、突貫工事で制度設計された郵便投票への違和感がもたらした結果だ。トランプ氏は『俺も勝っている』という意味で、なかなか撤退できないのではないか」とみる。

 トランプ氏をめぐっては納税問題やロシア疑惑などが取り沙汰されている。戦いを長引かせているのは、退任後の訴追を逃れる恩赦を得るためのディール(取引)との観測もある。

 前嶋氏は、別の可能性もあると語る。

 「トランプ氏はもう少し戦って、敗北宣言をしないまま『俺は勝利を盗まれたんだ。応援してくれ』と言いだすことも考えられる。支持者の怒りを残して22年の中間選挙でトランプ陣営の勝利をみせ、24年に再出馬するなど、次につながる『名誉ある撤退』を狙う可能性はある」

関連ニュース