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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】「地震弱者」襲ったエーゲ海の大地震 地震少ない地域でなるべく安価に家を作る庶民、こうして大きな被害が繰り返される (2/3ページ)

 じつは2017年にもM6・6の、よく似た直下型地震が起きている。今回の地震の150キロメートル南だった。日本で150キロメートル離れると別の県に入ることが多い。まったく別の直下型地震として起きる。

 これらに対して海溝型地震も起きる。ギリシャで20世紀以降に最大だった1956年のM7・7のアモルゴス地震。このギリシャ南方の島々を襲った地震は海溝型だった。地震のエネルギーはM7・0の約11倍、M6・6の44倍あった。

 10月の地震ではギリシャで2人の死亡が確認されたが、トルコのほうが圧倒的に被害は多い。

 ギリシャの島近くの震源からむしろ遠いトルコ・イズミール市が被害の中心になった。人口が約400万人と多くて、イスタンブールに次ぐトルコ第2の規模の港湾都市だ。ビルや建物が倒壊して、多くの人々が閉じ込められたり、犠牲になった。

 震度はトルコなど多くの国が採用している「改正メルカリ震度階」では12段階の7。これは日本の震度でいえば5強だった。Mの大きさから見ても日本での最高震度7には相当しないだろう。

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