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中国、尖閣周辺水域に連続侵入 米大統領選の混乱で暴挙、領有権主張する専用サイト「中国釣魚島デジタル博物館」も開設 (2/4ページ)

 10月13日には、中国外務省の趙立堅報道官が「釣魚島(尖閣諸島の中国名)およびその付属島嶼(とうしょ)は中国固有の領土であり、釣魚島海域での巡航と法執行は中国側の固有の権利であり、日本側はこれをしっかりと尊重すべきだ」と発言した。歴史的な経緯を全く無視した身勝手な発言ではあるが、尖閣諸島における衝突が現実味を増している。

 評論家・軍事ジャーナリストの潮匡人氏は、「中国は、軍か警察かどちらの指揮下にあったのか不明の海警に対して、法的整備を行ったということだろう。ただ武器の使用よりも、日本の領海内で中国公船が中国の法に基づいて行動してくることが大きな問題だ。中国公船による威嚇射撃や警告射撃は十分に考えられる」と指摘した上で、出入国管理令の解釈を変更して、接続水域内に入らせないように対処することが可能だという。

 中国の暴挙がエスカレートしている背景に、米大統領選をめぐる混乱がある。バイデン氏が大統領に就任した場合、トランプ政権が圧力を強めてきた対中関係が変化するという見方もある。

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