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【どうなる?日米関係 米大統領選】ジョー・バイデン氏とは ジル夫人の影響力と、ハリス副大統領候補の野心に注目 (2/2ページ)

 日本には菅直人内閣の11年と、第1次安倍晋三内閣の13年に訪日しているが、そのときに会った人の印象を聞いても、シャープだという印象はなかったようだ。ハンサムで親しみやすいが、女性へのなれなれしい態度が問題視される。

 現在のジル夫人はイタリア系で、夫が副大統領になった後も学校教師を続けた。夫人の政治的発言は少ないが、夫が大統領を目指すことを強く促したし、人事では夫に影響力があるといわれる。

 副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員は、魅力的で即戦力ということ、バイデン氏の高齢も考慮して選ばれた。ただ、ジル夫人は昨年の候補者討論会でバイデン氏を論破したハリス氏に好意的でなかったともいわれる。

 高齢に加えて、ハンター氏の疑惑が危惧される中で、ジル夫人の心配する、女性副大統領の野心がどう発揮されるかも注目だ。

 ■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『ありがとう、「反日国家」韓国』(ワニブックス)、『日本人がコロナ戦争の勝者となる条件』(同)、『アメリカ大統領史100の真実と嘘』(扶桑社新書)など多数。

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