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【山口那津男 本音でズバッと】大阪都構想否決、分断のしこりを残さない 日本学術会議問題は建設的な論議を期待 (1/2ページ)

 大阪都構想の住民投票が行われた1日、結果は反対多数で否決となった。接戦の末、約1万7000票差と、前回(2015年)の約1万票差よりやや開いたが、またしても僅差の決着であった。

 大阪市民の選択の結果を厳粛に受け止めたい。私自身、大阪府本部の要請を受けて先月18日、街頭説明会で賛成の立場で訴えを重ねたが、力及ばず残念である。理解と協力をいただいた皆さまに感謝申し上げたい。

 一方の論陣を張った立場で、評論家のように分析することは控えるが、あえて次のことを指摘しておきたい。

 一つは、市民を真っ二つに分断した結果のしこりを残さないことである。方や「大阪市の誇りと伝統を失ってはならない」との思い。方や「大阪発展の突破口を何とかしたい」との熱意。互いの大阪への愛着を受け止め合い、前へ進みたい。

 もう一つは、大阪の問題提起を全国各地が、わが地域に置き換えて生かすことである。国の法律で地方の選択を認めたが、最初の大阪の挑戦は実らなかった。しかし、政令指定都市と道府県のむだな張り合いや足並みの乱れを招かないようにする、緊密な連携が必要であることがかえって浮き彫りになった。

 今回の結果が、国政における自公連立政権の枠組みに直ちに影響はないと言ってきた。今後とも、安定した自公の政権運営に揺らぎを与えてはならないとの責任感で対応していきたい。

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