記事詳細

【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】米大統領選混乱で中国暴発の危機 緊迫する台湾海峡、日本の安全保障にも直結 (2/2ページ)

 識者からは、意図的にテンションを上げているのではないかと警戒する声が上がっています。

 英フィナンシャル・タイムズのチーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーター、ギデオン・ラックマン氏は20日付コラムで、《中国が、米国の政治的混乱に乗じて11月か12月に台湾に対し、何らかの行動を起こし、国際情勢が深刻な事態に陥るリスクがある》《米国が従来のように台湾を守り続けるかについて、中国が懐疑的になっている可能性はある》と指摘していました。

 今まで微妙なバランスで安定していたものが、認識のズレから「相手の意思を試そう」と動くことは、大きなリスクに直結します。過去、こうした認識のズレから戦端が開かれた事例は枚挙にいとまがありません。

 米国務省はこれらを把握して、台湾に空対地ミサイルなどの先端兵器を売却する方針を議会に諮るなど、中国の暴発を止めようとしています。

 台湾海峡の危機は、日本の安全保障にも直結する事態です。さらに言えば、台湾と同じく「核心的利益」と名指しされている沖縄県・尖閣諸島も同じリスクにさらされていることも、忘れてはなりません。

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

関連ニュース