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【長谷川幸洋 ニュースの核心】米大統領選、バイデン氏勝利なら一段と中国に警戒を 国務長官は尖閣問題で明言を避け日本には冷たいライス氏が候補 (1/2ページ)

 米国の大統領選(11月3日投開票)が大詰めを迎えている。最新の世論調査では、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が、現職のドナルド・トランプ大統領に対して優勢を保っているが、土壇場の逆転劇はあるのだろうか。

 各種調査の平均を発表しているリアル・クリア・ポリティクス(RCP)によれば、10月4~17日時点でバイデン氏の支持率が51・3%に対して、トランプ氏は42・4%と8・9ポイントの差が付いた。

 ただ、トランプ支持者の中には、調査への回答を拒否したり、正直に答えない人が多くいるとされ、実際にはどうなるか分からない。

 先週には、バイデン氏に関する新たなスキャンダルも浮上した。息子のハンター氏に多額の役員報酬を支払っていたウクライナのエネルギー企業の幹部とバイデン氏が密会していた疑惑が、証拠とされるメール画像とともに報じられたのだ。同氏は関与を否定していた。

 米タブロイド紙、ニューヨーク・ポストがこの件を特ダネで報じると、ツイッターとフェイスブックがそれぞれ、記事の引用を制限した。この措置が批判を呼んで、かえって注目を浴びる皮肉な展開になっている。

 先の支持率は「ウクライナ疑惑の再燃」をほぼ織り込んでいない時点での数字なので、さらに動く可能性がある。1割弱といわれる投票先未定層の動向も要注意だ。

 とはいえ、ここまで差が開くと、バイデン氏が勝利する可能性が高くなったのは間違いない。バイデン勝利で、世界はどう変わるのか。

 焦点は「中国外交」だ。

 これまでの発言や民主党の選挙公約では、「南シナ海における中国の軍事的挑発に屈しない」とか、「人権および民主主義へのコミットメントを再確認する」など、中国への強腰姿勢を打ち出している。

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