記事詳細

【山口那津男 本音でズバッと】原発「処理水」海洋放出、大切なのは国民の理解 大阪「二重行政」解消へ都構想に賛成 (1/2ページ)

 菅義偉政権が、東京電力福島第1原発で汚染水浄化後に残る放射性物質トリチウムを含んだ「処理水」について、海洋放出を決定する方針を固めたと報じられた。

 月内にも、経産相や復興相など関係閣僚会議を開いて決定する方向だ。反原発の立場をとってきた一部の野党やメディアなどは声高に反対を叫ぶだろう。

 私を含む公明党の議員が、政党として初めて福島第1原発を視察したのは2012年6月。当時も、セシウムだけを除去した汚染水を貯蔵するタンクが所狭しと並んでいた。

 その後、13年から62種類の放射性物質の浄化処理ができる設備「ALPS」が稼働し、どうしても除去できないトリチウムだけを含む「ALPS処理水」を貯留するタンクが累増していった。

 発電所の敷地内にタンクを設置できる場所が22年に限界を迎えることから、国の「ALPS小委員会」で「処理水」の取り扱いが検討され、廃炉作業の一環としてタンクを取り除き、その際、世界で実績のある海洋放出が選ばれようとしている。

 海洋放出の人体への影響は、「原子放射線の影響に関する国連科学委員」のモデルを使って、自然界で受ける放射線の1000分の1以下になると評価されており、科学的にも問題はない。ALPS稼働前の汚染水もALPSを使って2次処理をすれば「ALPS処理水」と同等になる。

関連ニュース