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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】米大統領選、バイデン氏優勢と伝えられるも…トランプ氏支持の岩盤層は侮れない (2/2ページ)

 10月12日、同州サンフォードの空港内特設会場で数千人の聴衆を前に「トランプ節」を炸裂(さくれつ)させた。テレビニュースで見た印象であるが、「もう(1期)4年」を叫ぶ老若男女の熱狂ぶりから、トランプ支持の岩盤層は侮れないと感じた。

 筆者が承知する外務省の分析でも、フロリダ州はトランプ氏優勢、ペンシルベニア州がバイデン氏優勢である。

 そこへ興味深い情報が飛び込んできた。10月10日付の郵便投票動向だ。全米郵便投票数740万人(民主党比率55%、共和党25%、中道10%)だが、民主党比率が高いペンシルベニア州の郵便投票数が17万人と、フロリダ州120万人に比べて極めて少ない。

 トランプ氏が同州を制すれば、選挙人票は269対269の同数になり、米憲政史上3回目の決選投票となる。決めるのは各州1票の下院議員である。ところが、同州選出下院議員は共和、民主が同数のため、最後は米最高裁が決定することになる。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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