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コロナ後の「観光ビジネス」に賭ける金正恩…受け入れは2021年末か (1/4ページ)

 2012年春、最高指導者の座についたばかりだった金正恩党委員長の鶴の一声で始まった馬息嶺(マシンリョン)スキー場の建設。お得意の「速度戦」を最大限に駆使、崩壊事故も山崩れも何のその、わずか8ヶ月で工事を終え、同年12月31日にオープンにこぎつけた。当局はその速さを「馬息嶺速度」と名付け、大々的に宣伝した。

 一般スキーヤーがほとんどいない北朝鮮には不釣り合いにも思えるスキーリゾートだが、金正恩氏の狙いは、外国人観光客を多数誘致して、不足する外貨を稼ぎ出し、国際社会の制裁に耐え抜くところにあると言われている。

 ところが、2020年の年明け早々、その計画に狂いが生じた。中国で急速に感染が拡大した新型コロナウイルスの国内流入を防ぐために、国境を封鎖する措置を取り、外国人観光客の受け入れも中止した。

 (参考記事:北朝鮮、22日から外国人観光客の受け入れを一時中止

 だが、観光業を推し進める金正恩氏の方針に揺らぎはないようだ。コロナ後の外国人観光客の受け入れ再開を目指して、国内の主要ホテルのリモデリングを指示したと、デイリーNKの朝鮮人民軍(北朝鮮軍)情報筋が伝えた。

デイリーNKジャパン

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