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【高橋洋一 日本の解き方】コロナで混沌の米大統領選 トランプ氏不利も予断許さず…最高裁判断にもつれ込む可能性も (2/2ページ)

 大統領選の帰趨(きすう)を占う上で重要な2回目の大統領候補討論会は一時、関係者の健康を考慮してリモート形式で行うと発表されたが、両陣営の応酬の末取りやめとなるなど、予想外の展開が続いている。

 トランプ氏にとっては、もうこれ以上勝機が下がることはない。討論会でバイデン氏が予想以上にタフであることが分かったので、討論会に過度に期待するのはやめたようだ。

 トランプ氏の復帰を神からの要望に置き換え、「トランプ氏を神は望んでいる」といった日本では少し考えにくい展開に持っていこうとしているのではないだろうか。

 ただし、大統領選は全く予断を許さない。というのは、今回はコロナの影響もあり、通例に比べて郵便投票がかなり多くなると予想されている。郵便投票のシステムは古くからあるが、各州で方法が異なり、不正もあり得る。これまでは、郵便投票が相対的に少なかったこともあり問題とならなかったが、今回は違う。

 2000年のブッシュ氏とゴア氏の争いの再来となりかねない。00年にはフロリダ州の開票結果が問題となったが、今回は接戦州が多い。郵便投票で選挙結果がすぐに確定せず、最高裁の判断まで求めざるをえないかもしれない。いずれにしても、コロナで米大統領選はさらに大変なことになった。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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