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【昭和のことば】佐藤栄作元首相、退陣表明記者会見での発言 テレビカメラはどこだ(昭和47年) (1/2ページ)

 「テレビは真実を伝えてくれるので、私は直接テレビから国民の皆さんにご挨拶します」「テレビカメラはどこだ。偏向的新聞は大きらいだ。記者の方は帰ってください」。これがほぼ全文である。昭和47(1972)年6月17日。在位歴代1位の座にあった佐藤栄作首相(当時)、退陣表明記者会見での発言である。

 長きに渡った政権のいわば慰労会的意味合いさえある退陣会見での無礼な態度に記者は憤慨した。だが、総理もよっぽど思うところがあったのだろう。ギョロ目をむいて机をたたいた映像が、特番などで今も時折流される。

 この年の主な事件は、「グアム島で元日本兵の横井庄一氏を発見」「連合赤軍、軽井沢浅間山荘に籠城(浅間山荘事件)」「沖縄県発足」「イスラエルで日本人ゲリラ3人が自動小銃乱射。死者26人」「『日本列島改造論』を発表、第1次田中角栄内閣成立」「パンダのカンカン・ランランが上野動物園へ到着」など。

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