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【高橋洋一 日本の解き方】米大統領選の流れは変わるか データではトランプ氏が不利だが…コロナから復活で逆転の目も (1/2ページ)

 米大統領選は1回目の討論会が終わった。投票まで1カ月を切るなかで、何が決め手となるのか。

 米国では学校の授業でもディベートが行われる。筆者は米国留学中、子供を現地の中学校に入れたが、授業でのディベートやプレゼンテーションの準備には難儀したようだ。米国では、大統領選前のディベートはコロナ禍のなかでも欠かすことができない行事だ。

 総論的には、認知症の兆候があると揶揄(やゆ)されていた民主党のジョー・バイデン元副大統領が、共和党のドナルド・トランプ大統領の「猛口撃」を90分も耐え切ったというものだった。

 討論会でどちらが善戦したかという世論調査も出ている。米国の世論調査にはある種のバイアスがあるので、おおむねバイデンが優勢だったという結果になった。

 CNNは、バイデン氏優勢との回答が60%で、トランプ氏優勢との回答が28%だったと報道した。このあまりの差に、日本の保守層から「調査がおかしい」「民主党支持者を対象としているのでは」との声もあったが、調査発表文を見る限り、討論会を見た人の中からの無作為抽出であり、民主党支持者を対象とするものではなかった。

 ただし、前回4年前の同じ調査をみると、1回目の討論会では民主党のヒラリー・クリントン氏が62%、トランプ氏が27%だった。2回目はクリントン氏57%、トランプ氏34%、3回目もクリントン氏52%、トランプ氏39%と大差をつけられていた。しかし、実際の投票結果はトランプ氏が勝った。

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