記事詳細

新型コロナ、世界人口の10%感染か WHOが予防継続訴え

 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は5日、新型コロナウイルス感染症について「最新の推計によると、世界人口の約10%が感染した可能性がある」とWHOの執行理事会で述べた。新型コロナは依然拡大しているとして、感染防止策と国際協力の継続を呼び掛けた。

 世界人口の1割は約7億7000万人。WHOや米ジョンズ・ホプキンズ大の集計で5日までに確認された感染者は3500万人超で、ライアン氏が示した推計は22倍に相当する。同氏は推計の根拠を示さなかった。

 テドロスWHO事務局長は執行理事会で、ワクチンが実用化された場合の接種について「全ての国で一部の人に行う方を優先させるべきだ」と強調した。

 執行理事会には、来年でのWHO脱退を正式に通告済みの米国も、理事国として出席。感染症流行に立ち向かうためには「加盟国が正確で完全な情報を、時宜にかなった形で提供」することが必要だと訴え、名指しを避けつつも最初に感染が拡大した中国を批判した。(共同)

関連ニュース