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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】いつの間にか終わった上高地の群発地震 なぜここで始まり、なぜ終わったのか…分からないことがまだ多い (1/2ページ)

 長野・上高地(かみこうち)付近で続いていた群発地震が、いつの間にか終わってしまった。

 この群発地震は今年の4月に始まった。大きめの地震では4月22日にマグニチュード(M)3・8、23日にM5・5、5月19日にM5・4、29日にM5・3、7月5日にM4・8の地震が発生するなど、活動が盛んになった。

 大きな地震とともに雪崩も発生した。新型コロナウイルスのせいで登山客は少なくて、幸い誰も巻きこまれなかった。

 有感地震(身体に感じる地震)は7月までに225回にもなった。これは震度計が置いてあるところだけの統計だから、地元ではもっと多くの地震を感じたに違いない。

 ところが8月以降、地震活動は回数、規模ともに低下し、ときたまM2・0を超える地震が発生しているだけになった。

 群発地震は収まってしまったのだ。なぜ終わったのかは分からない。

 群発地震は、日本のあちこちで起きている。

 有名なのは長野県・松代(まつしろ)の群発地震で、年に5万回もの有感地震に揺すぶられた。

 群発地震が始まったのは1965年夏。地震の回数が増えるにつれて大きい地震も混じり、9回も震度5に襲われた。震度が5だと家が倒れる心配もある。地震の多いときは日に700回。地震計だけが感じる小さな地震は日に7000回以上。地震が続いて夜も眠れない。

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