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【勝負師たちの系譜】話題の対局中「勝負メシ」 将棋の棋士は大食いが定説、相手威嚇する効果も (1/2ページ)

 将棋の世界で「勝負メシ」、すなわち対局中に棋士が何を食べるのかが話題になり始めたのは、藤井聡太二冠が棋士デビューした頃からと思う。

 藤井の話題は連日ニュースで流れたが、視聴者の誰もが将棋の指し手を理解できる訳ではない。そこで誰しも興味を持つ、対局中に何を食べたかに、報道が集中したものであろう。

 確かに何を食べるかは、対局者にとって勝敗に関わる問題とも言える。総じて囲碁の棋士は対局中あまり食べないが、将棋の棋士は大食いというのが定説だ。

 小食で有名なのは、木村一基九段で、昼食はバナナ一本だけという日もあるという。私も木村タイプで、昼食は蕎麦1杯を半分残すくらいだが、仲間の大食いに感心することがある。

 私が最初に驚いたのは大阪での昼食で、うどん定食なるものは、うどんにご飯だけのおにぎりが2個ついているのだ。関西人には当然らしいが、炭水化物の2乗は私には無理である。

 丸山忠久九段の、唐揚げ定食に唐揚げの単品3個追加にも驚いた。そんなに食べて、眠くならないのかと。

 昔の棋士もかなり気を使っていたようで、升田幸三実力制第四代名人は、私が会館住み込みの塾生で食事の注文に行くと、必ず「生卵3個」だった。

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