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「血なまぐさい粛清」経て復活…党重要部署を金与正氏が掌握か (2/3ページ)

 かつて張成沢氏は司法・公安機関の上に君臨し、政敵の除去や利権の掌握など、絶大な権力を振るったとされる。しかし、その権力の大きさが仇となり、金正恩氏によって抹殺されることになったのだ。

 張成沢氏が処刑された当時、党行政部は血なまぐさい粛清の舞台になった。張成沢氏に先立って逮捕された李龍河(リ・リョンハ)党行政部第1部長と張秀吉(チャン・スギル)同副部長は、きわめて残忍な方法で処刑された。

 平壌郊外にある姜建(カンゴン)軍官学校の練兵場で行われた公開処刑には、党や政府の幹部ら数百人が集められたという。処刑に用いられたのは、大口径の4銃身高射銃である。2人の処刑を見せられた幹部たちはしばらく、食べ物も喉を通らなかったと言われる。

 (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

 幹部たちは今も、その光景を忘れていないだろう。組織行政部の復活を受けて、彼らはどのような思いを抱いているのだろうか。

 果たして、極めて強力な組織を任された金才龍氏が、張成沢氏の二の舞になる危険性はないのか。

デイリーNKジャパン

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