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次期首相に求められる「中国」への覚悟 食糧不足で暴発も? 米中は“一触即発”の緊張状態 (1/3ページ)

 習近平国家主席率いる中国では、南部では長江上流の豪雨による大洪水やバッタの来襲(蝗害=こうがい)、東北部では干ばつが発生しており、今後、深刻な食糧不足が懸念されている。中国の歴代王朝には、疫病や飢饉(ききん)、経済破綻、農民の反乱などで滅んだケースも多い。米中対立が激化するなか、共産党政権は「戦争の危機」を煽っているが、人民の不満をそらすつもりなのか。日本の次期首相に求められる「中国有事」への警戒と覚悟とは。ノンフィクション作家の河添恵子氏が、緊急寄稿第22弾で迫った。

 習主席は8月中旬、「飲食の浪費行為の断固阻止」を指示し、食べ残しの根絶を目指す方針を打ち出した。「10人の宴会なら8人、9人分で済ませよ」などと細かい指示も出た。

 模範を示したつもりか、客が食べ残した焼き鳥を高温殺菌して、別の客に振る舞う食堂のことが報じられた。中国のネット上では、「残飯の可能性が高いメニューに、一体誰が金を出すのか」などの揶揄(やゆ)が飛んでいる。

 残飯を劇的に減らす目的は何なのか?

 世界の中国語メディアでは最近、「大飢荒」という文字をよく目にする。大飢饉のことだ。中国米の約70%は、長江流域(=上海からチベット国境周辺まで)で生産されているが、「100年に一度」という大洪水が直撃した。秋の収穫は大幅減となりそうだという。

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