記事詳細

【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】エカテリンブルク近く「金鉱山の絶景」 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 日本ではまだまだ暑い日が続いているようですが、私が暮らすウラル地方の夏は8月の2週目に早々と終わってしまいました。現在は暗い灰色の雲が私たちの地域を飲み込み、冷たい秋の風が頬に響いてきます。

 8月の休み期間中、ロシアの観光客向けに国境を開いた国はイギリス、トルコ、タンザニアの3カ国だけでした。その上、国際便を飛ばしていたのはモスクワなど一部の国際空港だけでしたので、多くの人にとって海外旅行に行くという選択はほぼ絶望的でした。

 そういうわけで、人々は広大な自国に目を向け、国内観光の需要は増えました。特に森や湖の近くにある宿泊施設の需要が高く、有名な保養地ソチを含む黒海沿岸地域などは、この夏人々がパンデミックと予防策を忘れたかのような過密状態でした。

 クリミアも人気で、私の故郷の町でもこの夏何組かの家族が車でクリミアに行き、そこで小さな家やアパートを数週間単位で借りて自炊しながらバカンスを楽しんだそうです。

 しかし、昨年の夏には実家の近所の家族がクリミアからの帰りに運転者の居眠り運転で家族全員が亡くなるという悲劇がありました。広大なロシアでは、このような自動車事故は少なくありません。

 私はといえば、この8月は故郷の町に戻り家族と過ごしていました。毎朝森の中を走り、自然に触れながら音楽を作っていた時間はリラックスできました。

 毎日朝昼晩の3回、空襲警報のようなサイレンとともに大音量で流れるコロナウイルスの安全対策を促す女性のアナウンスには閉口しましたが、わが国のコロナ感染者数からすれば当然の対策でしょう。