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【長谷川幸洋 ニュースの核心】中国が尖閣への手出しを避けた理由 今こそ日本は政府職員の“尖閣上陸”を断行せよ (1/2ページ)

 日本の海上自衛隊と米国海軍が8月15日から18日にかけて、沖縄周辺の海空域で共同訓練を実施した。沖縄県・尖閣諸島に触手を伸ばす中国を牽制(けんせい)するためだ。

 効果はあった。中国が独自に決めた尖閣周辺での休漁期間が16日に明け、数百隻もの漁船や公船が押し寄せてくる事態が懸念されていたが、いまのところは思いとどまっているようだ。

 私は当コラムで、繰り返し「日米合同軍事演習を実施し、尖閣を防衛せよ」と訴えてきた。その通りの展開になっている。まずは、日米当局の対応を評価したい。

 実のところ、日米軍事当局が演習実施に踏み切るかどうか、心配していた。海上自衛隊が共同訓練を発表したのは、休漁明けを過ぎた18日である。それまで、何の音沙汰もなかったのだ。

 だが、蓋を開けてみれば、日本の護衛艦と、米国の駆逐艦、原子力空母「ロナルド・レーガン」などが参加する大規模な訓練をしていた。日米両国は直前の6日にも、関東南方の空海域で日本の護衛艦と、「ブラックホーク」の名で知られた米軍ヘリコプター(UH-60L)が参加した発着艦訓練を実施している。

 日米当局は事前に公表こそしなかったが、水面下でしっかり「迎撃体制」を整えていたのだ。これを見て、中国は手出しを控えた面があるのは間違いない。

 ただ、彼らには別の理由もありそうだ。習近平国家主席の足元が揺らいで、尖閣に手を出すどころではなかった可能性がある。

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