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米大統領選、バイデン氏勝利なら中国が息を吹き返し…「反日・媚中」復活させる悪夢の米民主党政権 日本にも大きな影響 大原浩氏緊急寄稿 (2/3ページ)

 これを額面通りに受け取ることはできない。昨年11月に行われた区議会議員選挙で惨敗した香港政府、そして中国共産党は立法会の選挙では絶対に負けられない。しかし、民主派が7月に実施した予備選挙には、当初目標の3倍を超える約61万人が投票した。選挙制度の問題や立候補妨害もあって、区議会選挙のような地滑り的勝利は無理でも、民主派が過半数の議席を獲得する可能性は少なからずあった。

 負け戦を回避したといえるが、1年後に勝利できるのか。個人的にはその可能性は低いと思うが、中国共産党は11月の米大統領選挙に期待しているフシがある。

 中国が民主主義国家の最大の敵になったのは、17年1月まで8年間のオバマ政権による媚中政策の影響が大きい。

 現在、その増長した中国との戦いに注力しているトランプ大統領だが、戦後、2期目を目指して失敗した3人の大統領は、いずれも高い失業率などの経済的に困難な時期に遭遇していた。経済環境の悪化は明らかに現職不利なのだ。不景気からの脱出を求めて刷新を求める人々の気持ちは無視できない。

 したがって武漢発の新型コロナウイルスで未曽有の経済的危機を迎えているトランプ政権の刷新を中国共産党が期待してもおかしくはない。

 もちろん、香港、ウイグル、チベットなどの人権法案は、ほぼ全会一致で可決されていることを考えれば、特に人権問題については民主党も厳しく中国共産党に接しているのは事実だ。しかし、米国民主党が「反日・媚中」であるのは歴史的伝統である。

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