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【昭和のことば】ビートたけしの発するブラックな笑い 赤信号、みんなで渡れば怖くない(昭和55年) (1/2ページ)

 今では若い世代に好々爺と勘違いされるようなたたずまいさえみせているが、われわれの世代にとってビートたけしの登場は戦慄だった。鋭利なことばでドカンと常識を打ち破る。マシンガンのように連発するブラックな笑いに多くのおとなはぽかんとし、多くの若者は一気に心を持っていかれた。

 この年、盛り上がった「THE MANZAI」(フジテレビ系列)では、島田紳助・松本竜介、ザ・ぼんち、B&Bなど、多くのスターを生んだ。中でもツービートの笑いはちょっと特殊、時代の斜め先から先導したようなかたちとなった。

 この年の主な事件は、「パンダのホァンホァン、北京より上野動物園着」「政府、アフガニスタン問題でモスクワ五輪不参加を表明」「東京銀座昭和通りで、トラック運転手が1億円を拾得」「華国鋒中国首相来日」「大平正芳首相、心筋梗塞で死去。衆参ダブル選挙で自民党圧勝」「イエスの箱舟、集団失踪事件」「長嶋茂雄、巨人軍監督辞任。王貞治現役引退。ON時代終わる」など。巷では、校内暴力、家庭内暴力が問題化。歌手の山口百恵が結婚・引退。原宿の路上で踊る竹の子族が話題となった。

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