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文政権支持率が低下 韓国二大都市首長の性的疑惑が直撃 (1/2ページ)

 【ソウル=名村隆寛】今月、自殺した首都ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長による女性秘書へのセクハラ疑惑など、韓国で主要都市の首長による性的なスキャンダルが続いている。いずれも与党「共に民主党」に所属する人物だ。政府・与党への打撃は少なくなく、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率も下がり続けている。

 朴氏は9日に遺書を残して失踪し、10日に市内の山中で遺体で発見された。セクハラ被害を受けたという元秘書が8日に朴氏を告訴しており、これを苦にした自殺とみられている。

 朴氏は生前、人権派弁護士として知られ、慰安婦問題をめぐる日本大使館前での抗議集会にも参加。「女性の人権」を尊重する市長を標榜(ひょうぼう)していた。ところが、その「女性の味方」が4年以上にわたりセクハラを続け、しかも、元秘書は所属部署の異動を希望しても許されなかったという。

 元秘書の弁護人は記者会見で、セクハラ行為の具体例を挙げており、韓国では死後10日が過ぎても、連日、朴氏の疑惑に関する報道が続いている。世論の見方の多くは、女性の人権を強調していた朴氏に対し「偽善」と批判的だ。