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【勝負師たちの系譜】最年少タイトル戴冠! 藤井聡太七段は周囲も輝かせる素質の持ち主 (1/2ページ)

 現在17歳の藤井聡太七段が、ヒューリック杯棋聖戦と王位戦を戦っていて、まず棋聖戦でのタイトル奪取を16日に決めた。

 どちらを奪取しても、最年少タイトル獲得の記録を更新するとあって、両方の対局日は必ず、テレビのニュースで取り上げられている。

 将棋が事件でないことでワイドショーに出るのは、本当に珍しいことだ。羽生善治九段が七冠を制覇した時、スポーツ紙の1面に掲載されたのも驚いたが、藤井の場合はそれ以上だ。

 藤井は本人がスターとなって輝くだけでなく、関係した周りの人をも輝かせる素質を持っている。

 デビュー早々、29連勝の新記録を作った時は、それまでの記録保持者の神谷広志八段を有名にした。また今回は、今までの最年少獲得者の屋敷伸之九段がクローズアップされ、あちこちのメディアで引っ張りだこだ。

 棋聖戦の相手は、現役最強と言われる渡辺明棋聖(三冠)で、藤井は五番勝負をいきなり2連勝した。特に第2局では、渡辺が頭を抱えるシーンが何度も出てきたのが印象的だった。

 私には渡辺が「そんな手で悪くなるのかよ」という、藤井に人間離れしたものを感じ、感情のないAIと指しているような気がしたのではないか、と思わせるものだった。

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