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【昭和のことば】吸い終わったタバコの残りを拾い集めてほぐし、もう一度… 「シケモク」(昭和20年) (1/2ページ)

 吸い終わったタバコの残りを拾い集めてほぐし、もう一度紙に巻き直して作る。これが「シケモク」である。この年に迎えた終戦直後の闇市などで盛んに売買された。流行語というより、この頃発生したことばのひとつだ。

 シケモクの中でも占領軍米兵が吸っていたものは「洋モク」(ラッキーストライクなど)と言われ、垂涎(すいぜん)の的となった。時代が進むにつれ、巻き直して吸うものだけでなく、灰皿に残った「吸い終わり」を見つけ出し、みみっちく火を付けるものにも「シケモク」のことばが当てられた。

 この年の主な事件は、「ルーズベルト、チャーチル、スターリンがヤルタ会談」「B29、334機、東京を夜間空襲(東京大空襲)」「アメリカ軍、沖縄本島に上陸」「鈴木貫太郎内閣成立」「ドイツ、無条件降伏」「沖縄本島守備軍全滅。15万の一般住民死亡」「B29、広島・長崎に原爆投下」「御前会議、ポツダム宣言受諾を決定。翌日正午、天皇による終戦の詔書放送」「連合軍総司令部(GHQ)横浜に設置」「マッカーサー、憲法改正、人権確保の5大改革などを要求」など。

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