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【勝負師たちの系譜】揺るがぬ「女流2強時代」 加藤桃子女流三段は復活ならず 藤井聡太七段のようなスター出てこい (1/2ページ)

 このコロナ騒動の中、女流のタイトル戦2つは普通に進行し、無事終了した。

 最初に始まったのは「マイナビ女子オープン」で、4月初旬、神奈川県鶴巻温泉の『陣屋』からスタートした。

 今回は西山朋佳女王に加藤桃子女流三段が挑むという構図で、加藤にとっては過去4期、女王の座に君臨した、ホームグラウンドとも言える棋戦だ。

 そのせいか、初戦は西山の三間飛車を加藤は穴熊から見事な指し回しで完勝し、女王復活なるかを思わせた。

 しかし西山の底力はそこからだった。第2局以降はコロナ感染防止のため、対局場を将棋会館に変えて行われたが、もう一つの得意戦法である中飛車に変えて勝利。この後も第3局を三間飛車で敗れたものの、再び中飛車に持ち替えて連勝し、西山が女王の座を死守した。

 このシリーズは結局、先手番がすべて勝ち、そして中飛車はすべて西山の勝ちという、偏ったシリーズとなった。

 次の「女流王位戦」も、里見香奈女流王位に加藤が挑戦するという構図。加藤にとっては初の舞台、里見は過去5回保持している、ホームグラウンドだ。

 本来なら三社連合加盟の主催紙がある、北海道から九州まで回るのだが、今年はすべて東京と大阪の会館での対局である。

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