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【大前研一 大前研一のニュース時評】トランプ氏のホワイトハウス“籠城”に懸念 大統領選敗戦の可能性にも言及 (1/2ページ)

 米国のドナルド・トランプ大統領は20日、南部オクラホマ州タルサで11月の大統領選に向けた選挙集会を開いた。選挙集会は新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で中止されていて、3カ月ぶりの開催だった。

 白人警官による黒人男性暴行死事件や新型コロナへの対応を批判されて支持率を落とす中、選挙運動の本格再開で反転攻勢を狙ったが、約2万人収容のアリーナは満席には程遠く、上層階はほぼ空席だった。トランプ氏の再選失敗が現実味を帯びてきた。

 ただ、トランプ氏のことだから、敗戦が明らかになっても、現状を受け入れないのではないか。アレコレ理由をつけて「不正選挙だ」と訴訟を起こし、ホワイトハウスから去るのを拒否するのではないかという話も、まことしやかにささやかれている。ひょっとすると、軍まで介入させて居座るのではないか、という噂まである。

 ま、11月3日の投開票で次の大統領が決まっても、来年1月21日の就任式まで2カ月以上は居座ることにはなるのだが。

 トランプ氏はこうした居座り疑惑の記事も気になるらしく、FOXニュースのインタビューで「11月の大統領選挙で、もし私が勝てなかったら、ほかのことをする」と語って自らの大統領選敗戦の可能性に言及、選挙結果を受け入れることを示唆した。

 さらにここにきて、「トランプ氏がいかにアホな男か」といった内容の告白が続々と出てきている。

 まずはジェームズ・マティス前国防長官。米国の有力誌「アトランティック」を通じて声明を発表し、「トランプ氏は米国人を結束させようとしないばかりか、そのふりさえせず、私たち米国人を分断しようとしている。こんな大統領は私の人生で初めてだ」と批判した。

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